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「Windows 7」バージョン構成が明らかに

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  • 2009年2月 4日 13:59
  • Windows

ベータ版が好評な「Windows 7」ですが、販売戦略が見えてきたようです。

「Windows 7」バージョン構成が明らかに--一般向けは「Home Premium」と「Professional」

 「Windows Vista」には、あまりにも多くのバージョンが用意されたとの批判もあったにもかかわらず、Microsoftは、「Windows 7」においても、ちょうど同じ程度のエディションを提供する計画を進めている。

 Microsoftは、少なくとも6つの異なるバージョンで、Windows 7の提供を予定しているものの、米国内で販売されるほとんどすべてのPCには、「Home Premium」または「Professional」のいずれかが搭載されることになるという。

 Windows部門を統括するシニアバイスプレジデントのBill Veghte氏は、「主に2つのバージョンを集中的に提供する計画である」と、インタビューで語っており、Home PremiumとProfessionalの2バージョンが、Windows 7の販売の80%を占めることになると示唆している。

 とはいえ、Windows 7には、「Starter」、「Home Basic」、「Home Premium」、「Professional」、「Enterprise」、「Ultimate」という6バージョンが用意される予定である。Vistaとは異なり、Home Basicバージョンの販売は、エマージング市場のみに限定されることになる。

 では、Microsoftが、(Home PremiumとProfessionalという)2バージョンを集中的に販売する方針であるのならば、なぜこうした数多くの他のバージョンで、いわば混乱を招くようなことをするのであろうか?Veghte氏は、Windowsの販売対象エリアが、非常に多岐に及んでいるとの事実に言及している。

 たとえば、エマージング市場向けに、Microsoftは低価格バージョンを用意する必要がある。その結果、Microsoftは、大幅に提供機能を限定したStarterバージョンや、同様の目的を持ちつつも、よりフルバージョンに近い提供機能が用意されたHome Basicバージョンの提供を計画している。ボリュームライセンス購入を進める顧客に対しては、暗号化が行える「BitLocker」機能や、いくつか他の企業向けにのみ提供される機能を搭載した、Enterpriseバージョンが用意されることになる。これらの全機能の利用を望む顧客に対しては、Ultimateバージョンも提供される予定である。

 とはいえ、Microsoftが、(Vistaで行ったのと)まったく同じことをWindows 7でも実施しようとしているという意味ではない。Veghte氏は、同社が、Vistaを通じて、いくつかの貴重な教訓を学んだと述べている。

 Vistaの提供パッケージに関する特定の批判の中には、「Home Premium」バージョンで提供されながらも、より高価な「Vista Business」バージョンでは提供されなかった機能があるとの事実が挙げられる。Windows 7においては、より高価な各バージョンで、他の(下位)バージョンに含まれる全機能が提供されることになる。たとえば、Windows 7の「Professional」バージョンには、Windows Media Centerも搭載される。

 また、Microsoftは、あるバージョンから別のバージョンへの移行を、より容易に実現可能としている。Vistaにおいても、Microsoftは、特別なアップグレードディスクを用いることで、あるバージョンから別のバージョンへのアップグレードが手軽に行えることを明らかにしていた。Windows 7では、多くのバージョンが用意されるものの、実のところ、(OSの)コードあるいはイメージには、一連の同じ構成が採用されている。つまり、Windows 7の全機能がPC上にロードされ、アップグレード用のプロダクトキーのみで、ロックが解除されるのだ。

 特定のバージョンに関して、さらに説明を加えるならば、Windows 7の「Starter」バージョンには、新しいタスクバーを始めとする、Windows 7でカギとなる機能がいくつか含まれるが、サムネイルのライブプレビュー機能などは搭載されない。また、同時に起動できるアプリケーションの数は、3個に限定されることになり、画面解像度やプロセッサのサポート数などにも制限がかかる。

 エマージング市場のみで販売される「Home Basic」バージョンでは、画面解像度やプロセッサのサポート数、同時起動可能なアプリケーション数などの制限が撤廃され、インターネット接続の共有や、新たなセンサおよび地域に応じた提供機能のサポートが追加される。しかしながら、Home Basicバージョンには、マルチタッチのサポートや、「Aero」インターフェースなどが搭載されない。DVD再生機能やWindows Media Centerに関しても、StarterおよびHome Basicでは提供が見送られ、「Home Premium」や「Professional」バージョンからの提供となる。

 プレゼンテーションモードやドメインへの参加機能などは、Professionalバージョンに限って提供される機能の例に挙げられており、他の一般家庭ユーザー向けのバージョンには搭載されない。最後になるが、DirectAccessやBitLocker、仮想ハードドライブからの起動といった、いくつかの特定の機能を利用するには、「Enterprise」または「Ultimate」バージョンが必要となっている。

 その批判が正当かどうかは別にして、こうして数多くのバージョン(世界各地で独占禁止法違反を監視する当局からの要請に応じ、他のバージョンが用意されることもある)が、Windows 7で提供されることに関しては、やはりMicrosoftに対して、厳しい非難が浴びせられる結果を招き、おそらくはAppleの関係者からも、いくらかシニカルな反応を招きかねないだろう。

 だが、(Windowsにおける)ある程度のカスタマイゼーションは、確かに必要なものである。結局のところ、Appleは、(OSに)単一のバージョンのみが用意されると誇るかもしれないが、同社が提供するMac OSがターゲットとするのは、ちょうどWindowsでは、Home Premiumバージョンの提供セグメントにも位置づけられる、とりわけハイエンドのコンシューマー市場に限られるからだ。

 しかしながら、いまやWindows 7では、Professionalバージョンでも、Windows Media Centerを始めとする、数々のコンシューマー向けの機能が搭載されるようになっており、Ultimateバージョンを提供する意義は薄れかけているようでもある。

Vistaの構成をベースにしていますが、「Business」バージョンの失敗など、反省すべき点は反省したようです。

私はVistaを気に入っているし、使用中のアプリが動くかという問題もありますので、すぐには移行しませんが、非常に興味深い構成だと思います。
ユーザーは自分で選んだものには納得する傾向がありますので、少ないより多い方がいいのですが、多すぎても選択しにくくなるため、ちょうどいいバランスではないでしょうか。

個人使用では「Home Basic」がベストな選択肢なのかな。

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